めぐカフェでの就労体験をふりかえって

カフェ実習生のA.Oです。

①就労体験に参加してみようと思ったきっかけ

私はガールズ講座を終えた後、すこし時間が空いてから就労継続支援B型に通い始めました。その後、もう少し就労にちかいことをしたいと思い、今回の就労体験に参加させていただきました。

②実習で実際に行ったこと

午前中は開店準備の作業をします。のぼりを出す、看板に本日のメニューを書く、テーブル、椅子を拭く、メニュー表をテーブルの上に置く、ドリンクを作る、必要な材料を取りに行く、などをしました。看板にメニューを書く時、ノートより大きいものに文字を書く機会が日常に無いので、文字のバランスが悪かったり、きれいに書けなかったりで毎回時間がかかってしまいました。

開店したら、お客さんが注文されたものを用意して、おぼんにのせ、番号札の番号を呼びます。スープやポタージュをお皿によそるのが上手にできなかったり、トッピングを忘れてしまったり、ドリンクの作る手順がわからなくなって頭が真っ白になったり、盛り付けの配分ミスなど色々と失敗をしましたが、そこから学んで次に活かせたときは嬉しかったです。

混み具合が落ち着いてきたら、溜まった食器を洗ったり、料理の仕込みのお手伝い(野菜の皮むき、カットなど)をしたり、コーヒーフィルターを折る、野菜くずを入れる紙箱を作ったり、商品をラップに包む、袋に入れるなどの作業をしました。野菜のカットの仕方を間違えたり、マーラーカオをきれいにラップに包むことがなかなか出来ず、苦戦しました。

終わり頃になると、のぼり、看板をしまいます。のぼりは大きいので、出すのもしまうのも大変でした。

③めぐカフェ就労体験をやってみての自分の変化

★どこに何があるのかなかなか覚えられず、あたふたしてスタッフの方に何度も聞いていましたが、回数を重ねるごとに自然と覚えている自分がいて、私にも学習能力があるんだ!!と驚きました。

★カフェでの実習中、私は「失敗してはダメ」「ちゃんとできていると思われたい、使えない奴だと思われなくない」という思いがかなり強く、いつも緊張して、全力で突っ走っていました。ひとりでなんでもやろうとしてしまい作業や接客が雑になってしまったこともありました。

ある日、ゆっくり丁寧に落ち着いて仕事をしているスタッフさんをお手本にして作業をしてみると、「あ、このくらいのペースでやると落ち着く、、、」と安心して作業をしている自分がいて、今まで気づかなかったけど、自分は相当無理をして急いでやっていたんだなと実感しました。

突っ走ってしまう癖は最後までなかなか直ることがなかったのですが、自分の今後の課題としてどう改善したらいいかと前向きに考えられるようになったのは大きな変化だったと思います。

★何をする上でも体調管理や精神の安定は大事なことですが、自分自身との関係が一番大事なのではないかということ学びました。自分自身との関係が悪いと、失敗をしたときに自分をすごい責めて落ち込み、そこから体調を崩してしまいます。失敗をしても、自分自身との関係が良好だと、次に活かそうと前向きにとらえることで体調や精神が安定します。誰も教えてくれないけど、重要なことだと思いました。

★お客さんに「ありがとう」と言ってもらえたことが嬉しかったです。私も心を込めて「ありがとうございます」と伝えられた時は、とてもあたたかい気持ちになりました。こころがぽかぽかして心地よかったです。

④今後について

明確な目標はないのですが、ステップ1,2で体験して得たことを忘れないように、定期的に外に出て、人と関わっていたほうがいいと思っています。やってみたいアルバイトもあるのですが、人間関係に不安があるので、自分のこころと相談したり、相談機関を利用しながら考えていきたいと思っています。