めぐカフェ就労体験 実習生のMです。
私は今年の7月から12月までの半年近い間、めぐカフェ実習ステップ1、ステップ2と就労体験に参加しました。
どういったことをしたか、どう思ったか、気持ちの変化はあったかなど感想をまとめてみようと思います。
まず私がめぐカフェでの就労体験に参加した理由は、安心して練習も失敗もできる場になると感じたからです。
アルバイトであっても働くなら失敗はしてはいけない、という思い込みが強くあった私はそのような考えがプレッシャーになり、行動を起こせずにいました。失敗は怖いけれどせっかくガールズ講座に参加できたのに、また立ち止まってしまうのはもったいないなという気持ちの時に、ちょうど良いチャレンジになると思い、実習への参加を決めました。それでもはじめは間違わないようにと気負っていたと思います。
実習の内容、印象的だったこと
めぐカフェの実習はステップ1とステップ2に分かれていました。
ステップ1は座学とカフェ実習を合わせて全部で10回です。前半では座学が中心で、食品衛生について、挨拶コミュニケーション、カフェでの集客の工夫やSNSの投稿などその日のテーマごとに様々なことに取り組みました。私はその中でも集客のための工夫や宣伝の仕方を考える時間が楽しかったです。普段お店を利用する側だと関われないことであり、普段利用する中で気づいたことを活かせる体験でもありました。もう一つステップ1で印象的だったのは、実習生同士で色々な意見を言い合う機会が持てたことです。その日の実習内容を振り返り、感じたことなどをシェアすることで、不安を抱えているのは自分だけではないと思えました。参加した皆がとても真面目に本音に近いことを話してくれていると思えてとてもいい時間だったと思います。
ステップ2ではカフェ実習のみ行います。ステップ1以上に多くの業務に関わることができます。後半からはレジでの対応もすることができました。一定期間続けることになるので仕事の内容を覚えられると楽しくなってくると思います。次は何をするか見通しを立てられると自信にもなりました。日替わりで色々なスープや料理、お菓子が作られるのを見るのも楽しかったです。失敗が怖いと思っていた私ですが、当然のことながら間違えたり手間取ったりすることもありました。しかしコーディネーターさんやスタッフの方々にしっかりサポートしていただいたおかげで、しっかり謝ること、どうしてこうなったか分析すること、対策することを考えられる余裕があったと思います。
自分の変化と今後について
はじめに書いたように私は失敗してはダメだという気持ちをいつも持っていたように思います。今でもそれはなくなってはいませんが、一つ気づいたことがありました。それはそう感じるのは程度の差はあっても他の人も同じということです。「テキパキと仕事をしていてすごいな」と思っためぐカフェのスタッフの方々も失敗しないように気を付けながら、時には失敗しながら工夫して仕事をされているということです。当たり前のことかもしれないですが、そのことに気が付けたことはよかったと思います。
もう一つ大切なことだと気づいたことはコミュニケーションをとることです。一緒に働く人もお客さんも働くことに自信がないと怖いと感じてしまうこともあるかもしれませんが、話をして伝えることでわかってもらう、自分の事情を知ってもらうことがとても大切なのだということを改めて感じられました。
多少気持ちの波はありながらも自分なりに整えながら実習を終えられたました。でもめぐカフェという環境とは違った場面で同じように立て直せるか不安にも思います。具体的に今後どういった職業に就くかまだ決められていませんが、ここで学んだことや気づけたことをできるだけ引き出せるように、気負いすぎずできることからはじめたいと思っています。